2011.11.26
硬さの測定について
弊社では、アルミニウムの熱処理の硬さ検査はブリネル式(10/500)のHBとロックウェル式のHRBを使用しています。
ブリネル式は、10ミリの硬球を500kgの重さで製品に押しつけ、その直径の大きさで硬さを調べます。だいたい、約2.5ミリぐらいのくぼみになります。製品に「ス」がある場合には正確に出ませんが、他の場所を測定して検査を行うことで正確な数値が確認できます。
ロックウェル式の場合には、小さな穴があくだけなので製品への傷は最小となります。ただ、数値として正確に出てくるわけでもないために、3箇所を測定して平均値を出す場合があります。
熱処理をするときに、毎回同じ数量を同じ方法で行う場合には、詰め方と温度条件を実体試験を通して決めておけば、硬さの測定数は1〜2個で充分になります。1番硬さの出にくい場所や温度条件のよくない場所から抜き取りを行います。
ただ、メーカー様によっては100個につき5個の硬さ測定を行って管理したいという場合もございますので、そのような場合の対応も行なっております。
また、測定結果の一覧やグラフの提出も可能です。
アルミ熱処理に関することは、お気軽にお問い合わせをいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。