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溶体化処理の保持時間について

2013.04.04
溶体化処理の保持時間について

アルミニウムの熱処理の資料を見てみますと、近年は溶体化処理の温度の記載はあるものの保持時間に関する記載は無いものが多くなっているようです。

時効硬化処理については温度も保持時間も記載されています。

溶体化処理の保持時間については、AC4Cは約8時間という資料がありますが、お客様によっては3~4時間の保持時間を希望される場合があります。また、9時間保持するとどうなるかというと、製品には問題が無い場合があります。

時効硬化処理については、保持時間が短いと十分な硬さが得られなかったり、逆に長い場合には過時効になってしまいますので、温度と時間は製品への影響は大きくなります。

基本的には、弊社はAC4Cの溶体化処理は実体で8時間の保持を行いますが、お客様ごとの製品の仕様によって要望がある場合には変更することも可能です。

アルミニウムの熱処理をするときに、どのように並べて、どのように過熱するかなどは熟練した技術を持つ弊社スタッフにお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。