2017.04.05
作業標準について
弊社では、誰が行なっても同じ作業をできるように作業標準を作成しております。それは、コストダウンのために手順や時間のルールを決めたり、品質を一定に維持することや、作業ミスを回避するためであったりと様々な目的があります。その中には、”製品の合否判断”という重要なポイントも含まれます。
熱処理の工程が終わり、お客様へ引き渡しする製品は、必ず要求事項を満たしていなければなりません。特に硬さを増すT6熱処理などでは、目的の硬さになっているかの合否判断は重要になります。また、製品のどの部位をどのように測定するか、という事も予め決めておく必要があります。
製品によっては、測定器へセットする際にガタツキがある物もございますので、その場合は測定専用の治工具を使用しています。まずは、それらを全て決めてから基準をつくります。
毎回、測定部位や方法が変わってしまえばデータにバラツキが発生しても比較をすることが困難になってしまいます。そういう意味でも、作業全般に対して標準書を作成し、常に一定の作業を行い、品質を維持できるよう心がけております。
アルミ熱処理に関してのご質問や、ご要望など、常にお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。