2017.10.25
小丸炉での熱処理について
ここ最近、ほぼ毎日、小丸炉での熱処理を行なっております。第二工場にある弊社の炉の中で一番小さな炉です。
小丸炉の有効寸法は、Φ850✕1,350mm。使用するバスケットの寸法は、Φ760✕620mm✕2段。形状にもよりますが、約300kgまでの熱処理が可能です。試作品で少量の場合や小さな製品などの処理の場合に小丸炉を使用しています。
今までは、週3回くらいの熱処理でしたが、ここ最近、小さなネジの処理をほぼ毎日行なっております。入荷時間や納期によりますが、連続で他のお客様の製品などの処理を行なっております。小さな製品で変形やキズ・ダコンを防ぐために加重がかからないように、1段ごとに専用の治具を使用し、焼入れの時にバスケットの中で治具が浮き上がらないように固定して処理を行なっております。
数が少ない場合には、空気を温めることになるのでもったいないのですが、小さな製品1個でも熱処理が可能です。試作品や少量の場合など、どのような場合でもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。宜しくお願いします。