2021.06.09
炉内の温度測定について
炉の内部の温度を測定するときには、温度センサー(熱電対)を炉の中に入れます。
そして、熱電対の先端部分の温度が記録されます。
アルミニウム製品の実体温度測定の場合には、アルミ製品に直接穴をあけて差し込みます。
穴の深さは、だいたい10~20mm程度で熱電対を差し込んだ後は、抜けたりしないように固定します。
測定にはデータロガーを使用して、コンパクトフラッシュカードに記録をしてその後データをパソコンに取り込みます。
データを取得する間隔は、通常は1分に1回です。
間隔を短くすることも可能ですが、その場合にはデータの量が多くなります。
T6処理でデータを取る場合には、線をつなげたままで水冷作業を行いますので作業をするスタッフが必要になります。
高温から何度で水冷されたか、製品の冷却速度はどれくらいかを確認することが可能です。
実体温度測定については、ご希望があればいつでも行うことが出来ますのでお気軽にご相談いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。