2023.02.22
アルミニウムの熱処理時間
お客様との打ち合わせの時に、
「500℃×5h」というのは500℃に達するのは5時間の中のどの位ですか?
と、聞かれた事があります。
熱処理作業全般についていえるのですが、熱処理の時間は、
昇温時間+保持時間=加熱時間
と言えます。
昇温時間というのはここでは500℃で例えますが、500℃で熱処理を行う場合に、500℃に到達するまでの時間です。
保持時間というのは500℃で5時間を保持する場合に500℃に達してからのその温度をキープし続けた時間です。
ですので500℃×5hと表記されていれば500℃に達してから5時間となります。
すでに炉の温度が暖まっているところに製品を入れれば昇温時間も早くなり、上がっていない場合の時は逆に遅くなります。
製品の大きさや、数量でも昇温時間は異なりますが、保持時間が一定であれば製品の品質に影響はありません。
アルミ熱処理でご質問、ご相談ございましたらお気軽にお問合せいただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
(記事作成 高野)