2020.07.01
アルミ熱処理における製品の変形について
アルミニウムの熱処理を行うときに、変形することがあります。
それは、同じ材質でも製品形状の違いによって変形の程度は異なります。
見た目ですぐに変形が分かればいいのですが、形状によっては分かりづらい製品もあります。
その為、弊社では熱処理を行う際は事前に変形について確認させていただき、矯正作業を行う場合もあります。
矯正作業は、溶体化処理で水冷してすぐにハンマーで叩いて寸法を出す作業です。
変形の原因は主に、高温で熱処理しているときに製品に荷重がかかり曲がってしまう場合と、水冷時に変形してしまう場合があります。
矯正作業は水冷後、時間と共に製品も硬くなっていきますので、叩いた際の割れなどを防ぐために4時間以内に終わらせます。
アルミニウムの熱処理でご相談などありましたら、お気軽ご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。