2023.12.27
熱処理品の矯正について
アルミニュウムの製品を熱処理する際、変形することがあります。
鍛造品よりも鋳物製品の方が、変形がは大きくなる事が多いです。
特にT6・T4処理の溶体化処理の水冷の際、大きく変形してしまいそのままの状態では製品として使用できない場合があります。
その時は、溶体化処理の水冷後にハンマー等で叩いて修正し、その後時効硬化処理を行います。
弊社では、ハンマーを使用する場合と油圧機器を使用する場合があります。
通常は、ハンマーを使用して矯正作業をおこなっていますが、大きな製品や、厚みのある製品はハンマーだけでは修正できない場合がありますので、その時には油圧機器を使用しております。
製品の形状を見て変形が発生しそうな時は、事前にお客様に矯正作業についてご説明をさせていただいております。
また、矯正作業により製品の形状的に割れそうな場合にも、事前にご相談させていただく場合があります。
矯正費用については、実際にやってみないとわからないので、御見積の際は概算にて見積りさせていただいております。
アルミニュウム熱処理について、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
(記事作成 横田)