2013.08.29
二段時効効果について
アルミニウムの熱処理で、「二段時効処理」と呼ばれる方法があります。
これは、アルミ製品を溶体化処理の後に急冷し、その後室温などの低温で予備時効と呼ばれる状態で保ったあと、高温で最終的な時効硬化処理を行う方法です。
場合によっては、予備時効は室温よりも高く設定し、一定の温度を保持した後にそのまま高温へと続けることもあります。
通常はあまり行われない熱処理なので特殊な方法になります。
弊社では特に日常的に行っているわけではなく、お客様からのご要望に応じて熱処理をすることがあります。
その場合、設定温度や熱処理方法についてはご指示をいただいております。
また、どのような温度と時間の組み合わせが良いかをテストされる場合もありますので、それについてもご指示を受けて熱処理を行います。
アルミニウムの熱処理は材質別に決まった温度と時間がありますが、特殊な方法での熱処理やオリジナルのアルミニウム合金の熱処理も承っております。
1個からでも熱処理可能ですので、ご相談等がございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。