2014.04.17
アルミニウムの熱伝導について
物質によって熱の伝わる速さが異なります。
鉄とアルミニウムの熱処理の違いを考えるときにも、「熱伝導率」について知っておくと良いと思います。
Wikipediaの該当ページは下記のアドレスになります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E7%8E%87
これを参考にしますと、アルミニウムは236で鉄は84(単位: W・m-1・K-1)で、アルミニウムの方が熱の伝導率は鉄の約2.8倍です。
水は0.6、木材は0.15~0.25で、熱が伝わりやすいと言われる銅が398になります。
鉄の熱処理とアルミニウムの熱処理の違いのひとつに、「炉の中にどのように入れるか?」ということを考えるときにも考慮する必要があります。
炉内の製品の温度のムラを抑えるような方法は、製品ごとに考えていきます。
できるかぎり均一に、そして常に同じ熱処理を行うようにするために、技術的なノウハウを蓄積してきました。
アルミ熱処理についてのお問い合わせは、いつでもお受けしておりますので、よろしくお願いいたします。