2011.08.26
実体測定について
弊社はアルミ熱処理の専門ですが、通常、他の金属等の熱処理も炉の中に製品を入れ、炉内の温度を測定して熱処理をしています。
ただ、炉内の温度と実際の製品の温度は「まったく同じ」というわけには行きませんので、「実体測定」と呼ばれる方法で調査をします。
それは、炉の中に入れる製品に穴をあけ、そこに温度測定用の熱電対の先端を入れて「製品の温度を直接測定する方法」です。
通常は、炉内の温度は「雰囲気温度」と呼ばれますが、雰囲気温度の方が先に上昇します。そして、雰囲気温度が温まってから製品の温度も上がっていき、最終的にはほぼ同じ温度になります。
その、温度が上がっていく様子を測定し、記録するのが実体測定になります。
どの場所を測定するか、炉内の何箇所を測定するか、についてはお客様と打ち合わせをいたします。
そして、その結果を見て量産時の温度設定を決めたり、硬さ測定用のサンプルの抜き出し場所を決めたりします。
硬さ測定に関しては、通常は温度が上がりにくかったりするような「温度条件の良くないところ」のサンプルを抽出します。量産のときには、その場所から取り出した製品の硬さが目的の硬さの範囲に入っていれば他の製品は大丈夫だろうという推測ができるからです。
アルミニウムの熱処理に関しては、色々なノウハウもございますので、相談等をいつでも受けております。
よろしくお願いいたします。
2011.08.19
夏休みが終わりました。
弊社の夏休みも終わり、17日より通常営業しております。
そして引き続き、木・金・土・日も休まずに稼働中です。
9月いっぱいまでの輪番操業には人数は増やさずに交代勤務で対応しているため、担当者が平日にお休みしたり、事務員がいない日もありますが、メールでの連絡に関してはいつでも受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。
アルミニウムの熱処理に関しては、T4・T5・T6・T7の他の質別、及び焼鈍・矯正・砂焼きなども行っておりますので、お気軽にお問い合わせをいただければと思います。
単品での熱処理や量産、試作など、アルミ熱処理の専門メーカーとして色々な対応をしていくことができますので、今後ともよろしくお願いいたします。
2011.08.04
夏季休暇のお知らせ
弊社の夏休みは、8月12日(金)から16日(火)で、17日(水)から通常の業務となります。
夏休み中のアルミ熱処理に関して、緊急で対応が必要な場合には事前にご連絡をいただければ対応いたしますので、お気軽にご相談いただければと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。