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表面と内部の硬さについて

2013.09.12
表面と内部の硬さについて

アルミニウムの熱処理で、表面の硬さと内部の硬さの違いについて問い合わせを受けることがあります。

実際は、熱処理を行った製品を切断して直接硬さを測定すれば良いのですが、傾向としてどのような状態かといいますと、特に表面と内部で硬さの違いはありません。

もちろん、測定誤差がありますので、まったく同じ数値になるわけではないのですが、HBで言えば穴の大きさの違いは0.5ミリ以内という感じです。

どちらかと言うと、表面と内部というよりも湯口のあたりが少し硬さが柔らかめに出る製品があります。

T4、T5,T6,T7など色々な熱処理がありますが、弊社ではバンドソーの設備がありますので、アルミ製品を切断して内部の硬さの測定をすることも可能です。

量産の場合には、何箇所か測定してから通常の硬さ検査の場所を決めておく場合もあります。炉内からの抜き取り場所と、製品の硬さ測定の場所を決めておくことで、変化があったときに気づきやすくなります。

アルミニウムの熱処理についての御質問等は、いつでも受けておりますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。