TEL : 0276-86-6475
FAX : 0276-86-6583
群馬県邑楽郡
千代田町大字赤岩3296-1

炉の内部の温度測定

2014.01.30
炉の内部の温度測定

炉内温度の測定

炉の内部の温度を測定するときには、温度センサーの熱電対(ねつでんつい)を炉の中に入れます。

そして、熱電対の先端部分の温度が記録されます。アルミニウム製品の熱処理の実体(実態)測定の場合には、アルミ製品に直接穴をあけて差し込みます。だいたい、15~20ミリぐらいの深さです。穴に熱電対を差し込んだ後は、動かないように固定します。

写真は、熱電対のデータを直接パソコンに取り込んでリアルタイムで確認しているところです。

通常は、データロガーを使用してコンパクトフラッシュカードに記録をして、その後データをパソコンに取り込みます。

データを取得するタイミングは、通常は1分に1回です。タイミングを短くすることも可能ですが、その場合にはデータの量が多くなります。通常はだいたい1分に1回ぐらいで十分な記録を得ることが出来ます。

溶体化処理では加熱後に水冷を行いますが、水冷についてはお客様と相談してデータを取るか取らないかを決めます。

データを取る場合には線をつなげたままで水冷作業を行いますので、作業をするスタッフが必要になります。それと、水冷の場合にはデータを取得するタイミングは1秒に1回などの細かい時間で確認することをオススメしています。

高温から何度で水冷されたか、そしてその冷却スピードはどれくらいかを確認することが可能です。

実体(実態)測定については、ご希望があればいつでも行うことが出来ますので、何か御質問等がございましたらいつでもお気軽にご連絡をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。