2014.03.06
実体(実態)測定について
アルミニウムの熱処理において、加熱された炉の中の製品の温度を直接測定することがあります。
それは実体測定、実態測定、物温測定と色々な呼び方がありますが、測温センサー(熱電対:ねつでんつい)の先端部分をアルミ製品に穴をあけて差し込み、その製品自体の温度を測定する方法です。
熱電対を差し込む穴は直径約2ミリ程度で、それが動いたり抜けたりしないように固定をしてから炉の中に入れ、その線を炉外まで出してロガー装置に接続します。
測定は通常は1分に1回のデータを取得し、CSV形式で記録されます。その後、平均値や最大値などを集計したり、わかりやすいようにグラフにしたりという作業を行います。
上記の作業はお客様より依頼を受けて行います。製品ごとに測定の作業が異なりますので、その都度、御見積りをさせていただいております。
また、すでに測定機器をお持ちで、それを持ち込んで測定したいというお客様がいらっしゃいましたら、それも可能です。
ご不明な点などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。