2016.05.11
アニール処理について
アルミニウムの熱処理で、アニール処理の依頼をされるお客様がけっこういらっしゃいます。
また、図面にアニール処理と記載があるということで、それについてのお問い合わせも多くあります。
アルミ熱処理の場合には、アニール処理と図面にあった場合には焼鈍(焼きなまし)の事か、あるいはT5の熱処理のどちらかという場合がほとんどです。
焼鈍(焼きなまし)は、硬さが柔らかくなり、矯正作業や加工前に製品を柔らかくする目的などでおこないます。
T5処理の主な目的はひずみとりや応力除去で通常は硬さに変化はありません。
アルミニウム製品の場合、図面にアニール処理と記載がある場合にはT5処理を指す事が多くあるようですのですが、お客様には事前に確認させて頂いております。
熱処理の目的がハッキリしている場合には、材質に応じた温度条件などを弊社でアドバイスすることも可能ですので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。