2017.07.26
夏季休業日のおしらせ
弊社の夏季休業日についてご案内をいたします。
8月12日(土)~8月16日(水)
は、お休みとさせていただきます。
お急ぎのアルミ熱処理の製品がある場合には、ご連絡をいただければ対応出来る場合がございますので、まずはご連絡をいただければと思います。
早めにご連絡をいただければ、予定を立てやすくなりますので、ハッキリと決まっていない場合でも事前にご連絡をいただければ幸いです。
また、メールでのお問合わせに関しましては、休み明けの17日(木)以降のお返事になる場合があります。
宜しくお願いいたします。
2017.07.19
炉内循環ファンについて
弊社のアルミ熱処理炉用の電気炉には、炉内の空気を循環させるファンがついています。
炉内の空気の温度は、温度が高くなるにつれて上下の温度差が、例えば500℃の場合は200から300℃程になってしまうため、循環ファンと呼ぶもので撹拌させています。
循環ファンで撹拌させているため、500℃付近でも炉内の温度差は±3℃以内という温度管理が可能です。
また、ファンの取付位置は天井部となっています。炉内中央部の空気を吸い上げ周囲から下に行くという風の流れです。
500℃ぐらいですと、空気の質量が約半分になりますが、特殊構造のファンでしっかり炉内で撹拌させることが出来ますので、炉内温度を均一に保つことが可能です。
下部にファンがある炉の場合、設置やメンテナンスは簡単なのですが、製品が落ちた場合や砂などの影響でファンが壊れることがあります。
弊社の炉はすべて上部ファンですので、急な破損もなく安心できます。
アルミニウムの熱処理について、何かご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2017.07.12
大型炉での熱処理
先週、比較的に大きめの製品の熱処理のご依頼がありました。
製品の重量は、120Kgですが数量が多かった為、大型炉で熱処理を行いました。キズ・打痕が発生しないように製品の保護を行いながら専用治具へのセットを行いました。製品にもよりますが、形状が複雑な場合などは置き方を工夫しながら治具セットを行なっております。
熱処理に使用した大型炉の有効寸法は、W2,000✕H1,500✕L3,500になります。T5処理は、製品の形状にもよりますが約2.5tの熱処理が可能です。T6処理は、専用治具を載せクレーンを使用しますので、製品の形状にもよりますが約2tまで熱処理が可能です。
大物のアルミニウム熱処理で何かございましたら、いつでもお問い合わせいただければ幸いです。宜しくお願いします。
2017.07.05
社内認定について
弊社では、アルミニウムの熱処理後の合否判定に必要な硬さ測定は、検査測定の社内認定取得者が行うことになっています。
硬さの測定は難しい作業ですので、入社後のスタッフ研修にも組み込まれています。それは、アルミニウムの熱処理では”硬さ”が重要であることを認識して作業を行うためです。
ただし、それを一人で行なって合否判定を任せるためには、それなりの経験が必要になります。例えば、”いつもと違う”という変化を感じること、またそれをわかりやすく報告できること、測定機器の制度を保つこと等の能力が必要になります。
いつも同じ結果になる物であれば良いのですが、合否判定をするということは、不合格品が出る可能性もあるということですので、常に注意を払いながら測定を行う必要があります。
測定結果は専用の機器が値を出してくれますが、事前に決められた基準値や規格値にたいして測定を行なったスタッフが規格内であるかの判断をします。そのため、硬さを測定して合否を判断することに関しましては、社内の認定制度があり、それに合格したスタッフのみが行うシステムになっております。
弊社では、その他にも社内認定の項目があり、社員全員がスキルアップを心がけながら作業へ取り組んでおります。
アルミ熱処理に関してのご質問は、常にお受けしておりますので、お気軽にお問合わせをいただければ幸いです。