TEL : 0276-86-6475
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群馬県邑楽郡
千代田町大字赤岩3296-1

配送についての動画を投稿しました

2019.02.27
配送についての動画を投稿しました

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弊社ではトラックを4台所有しており、
近くのお客様には納品や引取を行わせていただいております。
遠方のお客様にはトラック便や宅急便などを利用して
荷物のやり取りをさせていただいております。

運賃は運送会社様によって変わりますので
熱処理のお見積りでは運賃と消費税を除いて出させていただいております。

その他、わからないことがありましたら
お気軽にご相談いただけますと幸いです。

2019.02.20
実体温度測定について

弊社では、アルミニウムの熱処理をおこなっていますが、お客様からのご依頼などで炉内の製品の温度を直接測定しております。

例えば雰囲気温度で熱処理をする場合には、500℃で3時間を保持するタイマーを設定します。

この場合、炉の中の温度分布には場所によりバラツキがありますので、雰囲気温度が500℃に達した時点では、実際の製品の温度はまだ400℃位だったりします。

実際の熱処理では製品の温度管理がとても重要ですので、雰囲気温度よりも実際の製品の温度(実体温度)を中心に考えていきます。

実体温度測定では、製品に熱電対(温度センサー)を取り付けて熱処理を行い、炉内の製品の温度がどのようになっているかを調べます。

製品の形状や詰め方にもよりますが、だいたい炉の中の場所によって雰囲気温度と実体(実態)温度では1時間半から2時間くらいの時間差があります。

その為、例えば実体(実態)温度で500℃で3時間保持という規格の場合には、炉のタイマーの設定時間は、4時間半から5時間の設定となります。

もちろん、弊社だけですべての条件を決めるのではなく、お客様の要望が第一ですので、何かご相談がありましたらいつでもご連絡いただければ幸いです。

2019.02.13
硬さ測定について

アルミニウムの熱処理において品質の合否判断のひとつとして硬さという基準があります。

弊社では、硬さを測定するとき、ロックウェル(HRB)とブリネル(HB)の硬さ試験機を使用し測定しております。ロックウェル試験機は、小さな球を製品に押し当てて出来たくぼみの深さを求める方法です。ブリネル試験機は、10ミリの鋼球を500kgの重さで押し付けて出来たくぼみの直径を拡大鏡で測定し換算表から硬さを求める方法です。

製品の形状によっては硬さ試験機では測定出来ない物もあります。板状の製品で厚さが数ミリ程度の物やネジなどは測定が困難です。場合によっては、弊社の設備のバンドソーを使用して製品を切断して測定を行います。製品の内部と外部の硬さを測定する場合にも切断して測定をします。ただ、切断してしまうと製品として使用できなくなってしまいます。また、製品に測定痕がついては困るお客様もいらっしゃいます。その場合は、製品と同じ材質のテストピースを一緒に熱処理をして、測定を行います。テストピースを測定した場合、製品を測定するのと同じような測定結果になっております。測定場所や測定方法など、事前にお客様に確認をし、お客様からの指定で決めております。お客様のご希望によっては、熱処理前後にて硬さ測定を行う事も可能です。

硬さ測定の方法などで、何かございましたらいつでもご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

2019.02.06
アルミ製品の熱処理治具への詰め方について

皆様の身の回りで、温度設定をする機械があると思います。

オーブンレンジの温度設定、給湯器の温度設定、湯沸かしポットも温度設定出来るものがあります。

デジタル目盛で、たとえば「41℃」と設定すると、その通りになります。

その感覚で熱処理設備の機械を例えば「505℃」と設定したとき、実際はどのようになると思いますか。

温度計で測定して、それに合わせて機械が温度調節を制御しますので、炉の中は「505℃」になります。

それなので、品物をそのまま炉の中に入れれば、その温度になると思われるかもしれませんが、実際はもう少し複雑です。

炉の中に何も入っていない、「空炉」と呼ばれる状態でも、実は炉内の温度を別の温度計で10個所ぐらい測ってみると、温度分布にはバラツキがあります。

弊社の炉は±3℃以内の分布になっています。

そして、そこに品物を入れた場合、小さなものが1~2個の場合には炉内の空気には影響が無いのですが、例えば1個1kgぐらいのものを500個で合計500kgぐらいの製品を炉内に入れた場合、炉の上下や真ん中と端で温度が違ってきます。

炉内は熱風循環ファンと呼ばれる特殊な形状のファンで空気を撹拌(かくはん)しています。500℃ぐらいになると空気の質量が半分程になるため特殊な形状のファンを使って圧をかけていきます。

その空気が製品の間を抜けていくときに温度を上げることができますので、炉内の品物の詰め方を工夫する必要があります。

また、設備の設定温度が500℃に達したとしても製品の温度はもっと低いため、保持しておく時間の長さもロットによって変わってきます。

製品を炉の中に入れるときに、それらのことを考慮しなから作業を行っています。

炉の中でどのようなことが起こっているかを想像しながら、製品ごとに工夫をして熱処理をしています。

何かご質問等がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければと思います。

よろしくお願いいたします。