2019.06.26
梅雨のシーズンとなりました。
関東は梅雨のシーズンになっています。
アルミニウムの熱処理でお客様から大切な製品をお預かりしておりますが、雨に濡れないように気をつけながら作業を進めています。
トラックの積み下ろしの時には、網カゴでしたら大きなビニール袋をかぶせています。これは、ガゼット袋と呼ばれるもので編みかごの形に合うようになっています。
また、それをかぶせるだけですと下の部分が風でめくれたりもしますので、場合によってはラップで下部を巻いてめくれないようにもします。
晴れているときには製品を屋外に一時置きしておりますが、雨が振りそうになってきたときには工場の中にしまいます。
雨に濡れると腐食して黒くなりますが、製品によっては大丈夫な場合もあります。大丈夫そうな製品についても、他のものと同様に雨に濡れないように扱っています。
第2工場の場合には大型のウィング車も工場の中に入ることが出来ますので特に問題はありません。
雨の日の作業も、慎重に製品を扱っております。
配送に関しては、自社便だけでなく運送業者へ依頼することもありますが、雨に気をつける点は同様になります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2019.06.19
製品の硬さ測定が困難な場合について
アルミニウムの熱処理を行った後、決められた方法(熱処理管理シート)で行われたかを確認し、詰め方・温度・時間が正しければ通常製品は合格となります。
そして、硬さを測定し最終的な合否判断を行うのですが、製品の形状によっては硬さの測定が困難な場合があります。
例えば、板状で1~2㎜程度の厚さのものや、パイプ形状のもの小さなネジの様な部品です。
その場合には、同じ材質のブロック状のアルミニウムを一緒に熱処理して、それを測定用サンプルとする方法や、製品を切断して測定しやすい形状にする方法などがあります。
どちらも、だいたい製品を測定した場合と同じような測定結果になるようです。
アルミニウムの熱処理についてのご質問がございましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2019.06.12
アルミニウム熱処理のお問合せについて
お陰様でここのところ、アルミニウム熱処理のお問合せが増えております。
「1個か2個でも熱処理してもらえるのか」
「製品が大きいが熱処理してもらえるか」
「熱処理について、全くわからないが今の硬さより柔らかい物と硬くした物が欲しいので、やってもらえるか」などです。
弊社には、1個からでも熱処理が出来る小丸炉から大物の熱処理が出来る大型炉がありますので、製品の大きさや量によって対応させていただいております。先日も3個の小さな板材の試作品を小丸炉で熱処理させていただきました。また、他社で熱処理をされていたり、自社で熱処理を行っている熱処理についてのご質問やお問合せもあります。
温度条件の見直しのご相談や矯正作業についてのご相談などいつでもお受けしております。工場見学や作業の立ち合いなども大歓迎です。
アルミニウム熱処理についてのご相談や疑問などございました、いつでもご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。
2019.06.05
マグネシウムの熱処理について
弊社はアルミニウムの熱処理を専門に行っていますが、他の素材の熱処理を依頼されることがあります。
プラスチックやコンクリート等の耐熱試験や、表面の乾燥、その他の熱を加えるような目的です。
その中で、最近はマグネシウム合金の熱処理も行っています。
マグネシウム合金はアルミニウムよりも軽く、車のホイールは昔からありましたが最近ではドローンの本体などにも使われています。
カメラのボディやノートパソコン、スマートフォンなど一般的な素材としても認知度が高く、自動車部品としてはステアリングやエンジンなどの用途もあります。
熱処理合金として考えてみますと、価格の問題があったり時効析出の研究が少ない点などがあるようです。
そのような状況ですが、近年は時効硬化に関する研究も進み、AXMZ1000合金やAXMZ1110合金などに関する文献を読んでみますと、マグネシウム合金の可能性はとても興味深いものがあります。
素材の研究、製造の研究、そして需要にもよるものですが、マグネシウム合金の熱処理も増えていく可能性を感じます。
実際、マグネシウム合金の熱処理も行っていますので、試作の熱処理などもお受けすることができます。
熱処理に関するご相談やご要望等がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。