2021.01.20
アルミ熱処理の実体温度測定について
アルミニウムの熱処理において、実際の製品の温度を測定するために実体温度測定というものを行うことがあります。
熱電対と呼ばれる温度センサーを製品に直接つなぐことで、熱処理中の製品自体の温度を測定・記録します。
通常は製品に穴を空けて、温度センサーを差し込むだけでいいのですが、薄板などの場合には差し込むことが出来ないため穴を空けてリベットなどを使用し固定することもあります。
取り付けた温度センサーの先端部分が空気に触れている状態ですと、炉内の空気の温度を測定していることになってしまいますので、工夫をして取り付けをします。
大きな製品では、何箇所も測定することがあります。
また、小さな製品で1回の処理数が多い場合などは、温度のバラツキを確認するために12点ぐらいの場所を選んで測定を行います。
測定場所、測定数についてはお客様とご相談させていただいております。
アルミニウムの熱処理についてのご質問等は、いつでもお受けしておりますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。