2021.11.24
11月29日(月)の臨時休業について
いつもアルミニウムの熱処理でお世話になっております。
さて、11月29日(月)は、社員の研修のため午後から臨時休業をさせていただきます。
他社の5Sの見学をしたいと希望していて、地元の商工会の紹介で群馬県内の企業様が受け入れしていただけるということで全員で行くことにしました。
弊社はISO14001を取得しようと決めてからは社内の環境整備に着手し、不用品を捨てて整理整頓や清掃に力を入れてきました。
そして、さらにもう1歩進めていくために他社の見学をさせていただくことに致しました。
午前11時から出かけますので、その前の時間は稼働しています。
電話は携帯電話に転送するようにしますが、出られない時間もあると思います。
弊社としては初めての試みです。お客様に御迷惑をおかけしてしまうので申し訳ございませんが、更によい企業へと邁進して行きます。
今後ともよろしくお願い致します。
2021.11.17
大型アルミ製品の熱処理について
弊社では主にアルミニウムの熱処理を専門に行なっております。
使用している熱処理炉は、電気式のバッチ炉です。
現在、第一工場に11台、第二工場に6台の熱処理炉の設備があります。
その中で最大の炉は、有効寸法が幅2,000×高さ1,500×長さ3,500mmのものです。
処理出来る製品重量は、T6処理の場合ですと治具を使用しますのでクレーンの関係上2トンまでとなりますが、T5処理ではもう少し多くの処理が可能です。
また、大型製品をT6処理した際の変形につきましては、幅1,500×長さ3,000mmの定盤がありますので矯正作業を行うことが出来ます。
定盤には、自社製の油圧プレス機がありますので、ハンマーだけでは難しい矯正作業もスムーズに行う事が可能です。
アルミ熱処理に関してのご質問等がございましたらいつでもお気軽に連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2021.11.10
11月は品質月間です。
毎年、11月は品質月間です。今年で第62回です。弊社でも、工場に旗とポスターの掲示をしております。スタッフ全員、バッジを身につけて作業を行なっております。
日頃より、スタッフ全員が品質の維持や品質向上を意識しながら作業をしております。アルミニウムの熱処理は、硬さを規格内に入れる事はもちろんですが、昇温時間や炉内の温度分布にも注意を向けなければなりません。それだけではなく、製品の詰め方や変形・キズ・ダコンなどにも注意を向ける必要があります。その為、弊社では熱処理の勉強会や実体測定などを行ない、品質の維持・向上に取り組んでおります。今後も、お客様に喜んで満足していただけるよう、スタッフ全員で品質の維持・向上の為に改善などを行ない、取り組んでいきます。
アルミニウム熱処理について何かございましたらいつでもお気軽にご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。
2021.11.03
製品の変形について
前回のブログで矯正について書きましたが変形について少し深堀りしたいと思いいます。
熱処理で、高温から急冷するT4、T6処理の場合、目に見える形で変形することがあります。
「歪取り」といわれるアニール処理やT5処理、安定化処理も変形が起こりますが、目で見ても
わからないくらいです。
また板状の製品で特に大きさに対して厚みが薄い製品は変形しやすいです。
鉄の板で治具を作ってサンドイッチ状にして変形を物理的に防ぐ方法で処理をした場合でも
治具を外すと変形してしまうことがあります。
AC4Cなどの鋳物製品で、丸い車輪状の製品は円が楕円状になることもあります。
ですので急冷後に矯正作業を行なって元に戻します。
色々な形状で変わってきますので、熱処理の量産を検討する際に、
1個だけ先に試験的にトライさせていただくこともあります。
アルミニウムの熱処理に関してのご質問も随時受付けていますので、
お気軽にご相談していただければ幸いです。