2022.06.29
熱処理時の変形について
アルミニウムの熱処理には、主にT6処理・T5処理・焼きなましなど色々な種類がありますが、変形に関してはどの熱処理でも変形してしまう可能性はあります。
例えば700mm角の大きな箱状のような製品を熱処理して、寸法が1mm変化するとNGという場合もあります。
変形の度合いは、製品の形状や肉厚によって異なりますが熱処理治具への置き方によっても、変形の度合いが変わってきます。
熱処理をする際、変形は考慮していただいたほうが良いと思います。
弊社では、熱処理の際の変形を最小限に抑える為、治具への製品の置き方、温度条件などを考えながら作業をおこなっております。
また、変形により寸法が規格外となってしまった場合には、プラスチックハンマーや油圧機器による矯正作業をおこない正常な寸法にすることもおこないます。
アルミニウム熱処理に関して、ご質問等がございましたらお気軽にご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。