2024.01.31
アルミ熱処理のお問い合わせを受け付けています。
アルミニウムの熱処理に関するお問い合わせも増えてきています。
例えば、「A6061材の熱処理は可能か」・「T6処理してある材料を買ってしまったが、柔らかく出来るか」・「試作で規格から外れた温度条件で処理はしてもらえるのか」など、アルミニウムの熱処理に関するものが多いですが、それ以外にもいくつかあります。
「買ったアルミ材を加工したら、曲がってしまったので直してほしい」など、色々なご相談を受けます。
温度条件の見直しの相談や、熱処理中の実際の製品の温度を測定して欲しいなど、いつでもご相談をお受けしております。
また、熱処理による変形や矯正作業、大型製品の熱処理などお気軽にお問い合わせいただければと思います。
もちろん、弊社との取引が無いお客様、アルミ熱処理がまったくわからないお客様でもご質問をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 横田)
2024.01.24
砂焼き処理について
アルミニウム熱処理の中に「砂焼き」という処理があります。砂取りや砂落としとも呼ばれております。
砂焼きとは、鋳造した後に製品に残っている中子(なかご)を除去する為の熱処理です。中子とは、中が空洞になる部分がある鋳物を造る時、空洞になる部分として鋳物の中にはめ込む砂型です。
・砂を落としてほしい。
・処理後、残っている砂をゴムハンマーで叩いて完全に砂を落としてほしい。
・砂焼き処理後、T6処理やT5処理をやってほしい。
など色々なご要望をお受けして今までやらせていただきました。
砂焼き処理を行う時は、製品の形状はもちろんですが、砂の量によって処理温度や保持時間が変わります。480~510℃で3~5時間くらいで処理を行うと砂が上手く落ちております。砂の色が白くなり、サラサラ落ちていればいいのですが、場所によって黒い砂のまま残っている場合は処理温度や保持時間の見直しが必要になります。お客様によっては、少しくらい砂が残っていても構わない。と言われる事もございます。
砂焼き処理後は、治具や炉内に砂が落ちてしまう為、漏電などの原因になってしまうので掃除機での掃除を行わなければなりません。また、砂が床に残っていると、とても滑り危険です。熱処理の際に出た砂につきましては、袋に入れてお客様にお返しさせていただくか、弊社で処分させていただいております。
アルミニウムの熱処理についてのご相談などございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)
2024.01.17
アルミ熱処理炉と治具寸法について その6
このシリーズの6回目でございます。
前回、前々回と箱型角炉についてご説明いたしましたが、もう1つ中型角炉がありましたので、ご紹介いたします。
こちらも他の炉と同じ流気式電気炉です。
40kW SCR制御
有効寸法 1,500×H1,830×L2,000㎜です。
治具はもう少し小さい寸法になります。
この角炉では、T5熱処理が可能です、T6処理及び焼鈍などの、
高温処理には対応しておりません。
実績としては、量産品のT5熱処理などに使っていました。
網カゴ(パレテーナ)などを2段積んで、立体的に使用したりすることもできます。
小型角炉用治具と中型角炉用治具の写真を載せました、ご参考にしてください。
アルミ熱処理について気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 丸山)
2024.01.10
秘密保持契約についての動画を公開しました。
アルミニウムの熱処理を行うときに、お客様からの要望によって秘密保持契約を結ばさせていただく場合があります。
お見積をする場合には、だいたいの形状や材質などで金額を出させていただき、その後に契約をするときもあります。
お客様によっては、常にシートをかけて誰にも見られないようにすることとか、お取引を行っていることも秘密という場合もあります。
また、そのようなときには商社を通してのお取引になることもあります。
いずれにせよ、お客様からのご要望には柔軟に対応をいたしますので、なにかございましたらお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。