2024.06.26
アルミニウム熱処理の実体温度測定について
アルミニウムの熱処理において、実際の製品の温度を測定するために、実体温度測定というものをおこなうことがあります。
測定方法としては、熱電対と呼ばれる温度センサーを製品に直接埋め込むことで、熱処理中の製品自体の温度を測定・記録します。
通常は製品に穴を空けて、温度センサーを差し込み抜けないように固定するだけですが、薄板など場合には、差し込んでも反対側に出てします為、リベット等を使用して固定しております。
大きな製品や、形状が複雑な製品では何箇所も測定することが多いです。
また、小さな製品で1回の処理数が多い場合などは、温度のバラツキを確認する為に10点ぐらいの場所(温度の上がりが早い場所・遅い場所)を選んで測定をおこないます。
測定場所・測定数については、お客様とご相談させていただき決めております。
アルミニウム熱処理について、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 横田)
2024.06.19
アルミニウム製品の納品・引取りについて
弊社では、軽トラック・2t車・4t車・6t車を所有しており、近くのお客様には毎日、アルミニウム製品の納品・引取りに伺っております。遠方のお客様には運送会社様や宅急便などを手配させていただき、納品させていただいております。
いつもは、弊社にアルミニウム製品を持込みや引取りを行っているお客様でも「急ぎだから宅急便で送ってほしい。」「引取りに行けなくなったから、路線便で発送してほしい。」など、ご要望にお応えしております。
運送会社様によって運賃が変わりますので、御見積書では消費税・運賃は除いて出させていただいております。運送会社様の運賃やチャーター便など運送会社様に確認する事も可能ですので、ご相談いただければと思います。
また、お客様の持込みや引取りも大歓迎しております。弊社には「お客様に荷物は持たせない。」という言葉があります。弊社スタッフがフォークリフトで積み降ろしさせていただきます。
休日や夜間の納品・引取りにつきましてはご相談いただければ幸いです。宜しくお願い致します。
2024.06.12
定期点検についての動画を作成しました。
月次点検・週次点検の動画を作成いたしました。
弊社はアルミニウムの熱処理を行っておりますが、その業務の中で必要な事についての点検項目があります。
どの項目を月次にするか、どれを週次にするかというのは長年のノウハウの中で試行錯誤をしながら行っています。
最近は、項目についてはほぼ変更はありませんが、必要に応じていつでも変更するようにしています。
月次点検については、毎月1日と決めていますが、それはToDo管理の目安という面もあり、忙しいときには翌日になる場合もあります。
ここ数年は毎月1日に行っているので問題はありませんが、過去に翌日に行ったことを監査で指摘されたことがあります。
ただ、厳密に毎月の初日に行う必要はなく、あくまでも目安として設定しているもので、1週間ぐらい遅れても問題は無いような項目です。
規則として作成するには「毎月、1日~6日の間に行う」という一文を入れれば良いのかもしれませんが、スタッフには出来れば1日に行ってほしいという思いもありますので、そこはあえて基準は作っていません。
監査する方の経験などによって判断が異なる部分もありますが、監査については今まで気が付かなかった事を気づく機会でもあると感じます。
以上です。
アルミニウムの熱処理に関する相談はいつでも受け付けておりますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
(記事作成 森)
2024.06.05
昇温時間と保持時間について
熱処理では、昇温時間+保持時間=加熱時間ということが言えます。
昇温時間とは、例えば500℃で熱処理を行う場合に、炉内の温度が500℃に到達するまでの時間です。
保持時間とは、500℃で5時間保持したい場合に、500℃に到達してからその温度をキープする時間です。
熱処理の温度条件として、500℃×5Hなどと表記します。
弊社ではバッチ炉を使用して、アルミニウム熱処理をおこなっております。
バッチ炉は、加熱した製品を炉から取り出した後に別の製品を入れる為、すでに炉が暖まっているところに製品を入れることになります。
アルミニウム熱処理の場合、保持時間は常に一定ですが、昇温時間は状況により変化します。
週末の炉を止めていた場合などは、室温からの昇温になるからです。
昇温時間が変化しても、製品への影響はありませんが、保持時間と保持する温度は非常に重要になります。
アルミニウム熱処理について、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
(記事作成 横田)