2024.10.30
アルミニウムの熱処理時間について
以前、お問合せをいただいたお客様から、「熱処理の事は、まったくわからないけど図面に225℃×5時間って書いてあるから、5時間後には熱処理が終わってるの?」と聞かれた事がありました。
熱処理の時間は、昇温時間+保持時間=加熱時間になります。225℃×5時間で例えます。
昇温時間とは、225℃に到達するまでの時間になります。
保持時間とは、225℃に達してからの時間(5時間)になります。
昇温時間は、処理温度や製品の大きさ・数量によって異なります。また、使用する炉が暖まっている場合は昇温時間が早くなり、冷えている場合は昇温時間が長くなります。昇温時間は異なりますが、保持時間が一定であれば製品の品質に影響はございません。
アルミニウム熱処理の温度や時間は材質や製品の大きさ・厚さ・数量によって異なりますが、JIS規格に基づいて社内で検討し決めておりますが、指定の温度条件がある場合は指定の温度条件で熱処理させていただきます。
アルミニウムの熱処理についてのご相談などございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)