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溶体化処理における強制空冷

2025.02.26
溶体化処理における強制空冷

アルミニウムの熱処理で溶体化処理というと、水冷(温水)での冷却が一般的です。

しかし、製品の形状などによっては、変形や割れなどが発生する場合があります。

大きな変形や、製品割れなどが発生しそうな場合には、水冷ではなく空冷を選択する事もあります。

弊社の場合は、熱処理用のバスケットや網パレットの中に製品をセットし、熱処理をおこなうバッチ式の炉ですので、製品はすべてバスケットや網パレットの中にあります。

空冷の場合は、ブロアーを使用し製品の入っているバスケットに直接風を当てて冷却します。

また、お客様の依頼で冷却中の製品の温度を確認する為に、実体温度測定をおこなう事もあります。

空冷は水冷に比べて変形は少なくなりますが、製品の硬さは水冷にと比較すると柔らかめになりますので、製品の使用目的や規格にあわせた冷却方法を選ぶ必要があります。

アルミニウム熱処理で、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

宜しくお願いいたします。

(記事作成 横田)