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熱処理における変色について

2025.03.19
熱処理における変色について

アルミニウムを熱処理した場合、その前後で製品の色が変わる場合と変わらない場合があります。

また、色の変化も大きい場合と小さいときがあります。

通常は、「色の変化で熱処理が行われたかどうかは判断しない」という管理方法を取っていますので、熱処理工程における色の変化は、特に問題にはしておりません。

だだし、量産品などで通常よりも明らかに色が濃くなっている、薄くなっているなどの変化にたいしてはお客様に連絡を入れてから出荷するようにしております。

通常、T5処理の場合には色はほとんど変わることはありませんが、切削油などが付着しているとその部分だけが焼けて黒っぽくなる場合があります。

T6処理の場合は、薄いねずみ色のように変色する事が多いです。

鋳物や鍛造品など、色々なアルミニウム製品の熱処理をおこなっていますが、表面の色の変化はそれぞれ違います。

ただ、同じ製品の場合には色の変化はだいたい同じになります。

熱処理後の変色を抑えたいなどの要望がある時には、色々と熱処理条件や詰め方を変えてトライすることもあります。

アルミニウム熱処理で、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)