2025.04.09
矯正作業について
アルミニウムの熱処理は、形状や材質によって大きく変形する場合があります。
その変形の修正や鋳造時の反りなどを修正することを「矯正」と言います。
歪み取りやくるい取りとも呼ばれることもあります。
T6熱処理の場合は、溶体化処理の水冷後にプラスチックハンマーや油圧機器を使用して矯正作業を行います。
弊社では、水冷後4時間以内に矯正作業を終らせるように作業予定を立てます。
それ以上、時間が経過してしまうと製品の硬さが増して矯正がやりにくくなってしまったり、叩いた時に製品が割れてしまうことがある為、矯正作業は迅速に終わらせる必要があります。
また、熱処理はおこなわず矯正作業だけの依頼を受ける場合もあります。
弊社の油圧機器は自社製で、大物の製品の矯正作業も可能です。
もちろん、他社様で熱処理をおこなって変形してしまった製品の矯正も可能です。
アルミニウムの変形などでお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 横田)