2017.06.14
熱処理による変形について
アルミニウムの熱処理を行うときに、製品が変形する場合があります。同じ材質でも形状の違いのよって変形の程度はことなります。
例えば、丸い物が楕円状になってしまったり、棒状やパイプ形状のものが曲がってしまったりすることがあります。
見た目では変形がわからない物から、パッと見ただけで変形を確認できるものもあります。
弊社では、熱処理を行うときに事前に変形について確認をさせていただく場合があります。変形を防止する方法はいくつかあり、場合によっては通常行う熱処理の規格と異なる方法を行うこともあります。
もちろん、全て事前にご相談をさせていただいたうえで熱処理を進めることにしております。
変形の原因としては、高温で熱処理を行なっているときに、製品に荷重がかかった場合や、溶体化処理直後の水冷却による急冷のときに変形する場合があります。
そのような変形対策に関しましても、いつでもお気軽にご相談をいただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。