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熱処理時の製品の置き方について

2024.04.24
熱処理時の製品の置き方について

アルミニウムの熱処理を行う際、変形について良く聞かれる事があります。

鋳物はT6処理(溶体化処理)をおこなうと変形が発生しやすくなります。

特に板状の長い製品や、厚みの薄い箱状の製品は変形が大きくなることが多いです。

また、T5処理の場合でも変形は発生することがあります。

その為、熱処理をおこなう時の製品の置き方(治具へのセット)は重要になります。

板状・パイプ形状の製品は立てて熱処理することで変形を少なくすることが可能です。

実際は、全く変形しないということはないので、置き方を色々変えながら変形が最小限になるようにしています。

また、複雑な形状の製品では、実際に熱処理をおこなってみないと分からないことが多くあります。

熱処理後の加工で、多少変形していても大丈夫な製品の場合は良いのですが、多少でも変形すると加工不良になってしまう場合には、矯正作業をおこない正確な寸法にします。

アルミニウムの熱処理で、ご質問等ございましたらお気軽お問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)