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群馬県邑楽郡
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お客様が来社されました。

2025.02.19
お客様が来社されました。

おかげ様で、ここの所、多くのお客様からお問合せをいただいております。感謝しております。

先日、群馬県前橋市にある理研鍛造株式会社様からお問合せをいただきました。アルミニウムの熱処理についてのご相談と実際の製品を持って、工場見学を兼ねて来社されました。とても複雑な形状の製品をとても素晴らしい技術で製品をお作りになっておられて驚きました。そして、試作品を熱処理させていただく事になりました。弊社では、よく熱処理を行っている材質でしたが、そのような製造方法で複雑な形状の製品の熱処理を行った事が無かったので、とても興味深く、今後の熱処理の参考になりました。

毎日、たくさんのお客様の様々なアルミニウム製品を熱処理させていただいておりますが、様々なお客様にお話を聞くとまだまだ勉強不足だな。と痛感します。これからも、もっとアルミニウム熱処理についてスキルアップしていきたいと思います。

理研鍛造株式会社様から、素晴らしいお土産をいただきました。ありがとうございます。群馬県民なら一度は見て食べた事のある有名なお菓子で、理研鍛造株式会社様とのコラボでした。

 

アルミニウム熱処理について、わからない事やお困りな事などがございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2025.02.12
昇温時間について

アルミニウムの熱処理を行うときに、昇温時間はどれぐらいかを質問される時があります。

だいたい、1時間半から2時間半ぐらいが多いのですが、小さなものを熱処理する場合には、炉が温まっているときなどは30分ぐらいで設定温度に到達することがあります。

アルミニウムは、それぞれの合金によって設定温度が違いますが、その温度に到達してから保持をすることで効果が出ます。

それなので、その温度に到達していない状況ですと、何時間温めていても変化はありません。

理論的には昇温時間は短くても長くても問題はありません。

ただ、炉の中に入っている品物が多いときには、中の方が温まりにくいという事があります。

そのため、もしもすぐに温度を上げようとすると、外側が目的の温度に達しても内部が温まっていない状況になってしまいます。

その対策としては、ゆっくりと温めていくことになります。

昇温時間がゆっくりだと、外側と内側の温度差が少なくなります。

しかし、あまり昇温時間を長くしてもコストの問題が出てきますので、実態(実体)測定を行った結果から考えても、だいたい1時間半から2時間半ぐらいで目的の温度に到達するスピードがちょうどよいということになりました。このときの温度は雰囲気での測温になります。

それを実現するために、温度制御のコントローラで設定をして熱処理を行っています。

昇温時間や保持時間に関するご質問等がございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

2025.02.05
実体温度測定について

弊社では、主にアルミニウムの熱処理をおこなっております。

例えばですが、雰囲気温度で熱処理をする場合には、500℃で3時間と電気炉の温度・保持タイマーを設定します。

この場合、炉内の温度分布にはバラツキがありますので、雰囲気温度が500℃に達しても実際の製品自体の温度はまだ400℃だったりする事があります。

実際の熱処理では、この製品の温度管理がとても重要ですので、雰囲気温度よりも実際の製品の温度を中心に考えて作業をおこないます。

実体温度測定とは、製品に穴をあけ熱電対を取り付けて熱処理をおこない、炉内の製品の温度がどのようになっているかを確認します。

製品の形状や熱処理治具への詰め方にもよりますが、だいたい500℃に達するのに、炉内の場所(上段・中段・下段)によって1時間から1時間30分程度の時間差があります。

その為、例えば500℃で3時間保持という規格の場合には、炉の設定は500℃で4時間から4時間30分になります。

弊社では、お客様の要望を第一にしておりますので、ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

 

2025.01.29
アルミニウム製品の積み下ろしについて

弊社では、アルミニウム製品の熱処理のご依頼をいただいた場合、自社のトラックで納品・引取りにお伺いする場合と、運送会社様にお願いをする場合と、お客様に直接、製品を持ち込み・引取りをしていただいております。

お客様がトラックで製品をお持ちいただいた場合は、弊社のスタッフがフォークリフトや手降ろしにて製品の積み下ろしに対応させていただいております。載せ方など要望がございましたら、声をかけていただければ、そのように積み込みなどをさせていただきます。

特殊な載せ方やお客様ご自身で積み下ろしを行いたい場合にはフォークリフトを使っていただく事も可能です。

また、大物のアルミニウム製品の場合など、フォークリフトでの積み下ろしよりも、クレーンを使用する方が適している場合などは工場内にトラックを入れていただき対応させていただいております。

夜間や休日のアルミニウム製品の引取りや納品なども早めにご連絡をいただければ対応させていただきます。

アルミニウム製品の熱処理などでお困りな事がございましたら、ご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2025.01.22
専用治具について

弊社でアルミニウムの熱処理を行うときには、専用のバスケットを使います。

その中に、お客様からお預かりしたアルミ製品を並べて、それから熱処理を行います。

熱処理が終わると、バスケットの中から製品を取り出してから梱包して出荷しています。

その専用バスケットですが、アルミ製品の形状によっては数量があまり入らない場合があります。

円柱と立方体の2種類ですが、専用治具を作って並べたほうが数量を多く入れられるようなときには専用治具を製作する場合があります。

また、熱処理時の高温による変形や荷重がかかる場合の変形を防止するときにも専用治具を使ったりしています。

専用治具はお客様持ち込みの場合もありますし、弊社の社内で製作することもあります。

いずれにせよ、コストがかかることになりますので、量産の場合や費用をかけられるような試作品の熱処理を行うときがほとんどです。

簡単な溶接で作れるようなものにつきましては、それほど費用はかからずに製作することも出来ますので、ご相談いただければ幸いです。

熱処理治具のこと以外でも、アルミニウムの熱処理に関してのご質問等がございましたら、お気軽にお問い合わせをいただければと思います。

(記事作成:森)